ひと味違う、五ヶ瀬の自然体験

五ヶ瀬に来たら絶対に川遊びをしたい!と思っていたこの夏。

待っていたのは、川遊びだけではありませんでした。

五ヶ瀬での川遊びをもう楽しみ切ってしまった人、ここでしかできない新たな自然体験がしたい人...。

そんな人にとって、一味も二味も違う挑戦と発見が、ここにはありました。

 

 

ココが違う、○○のつかみ取り

「五ヶ瀬の川遊び」といったら、カヌー、タイヤチュービング、川飛込み、、、

 

そんなところを想像していたけれど、今回の主役は、

 

fish

「ヤマメ」でした。

 

今回私はボランティアスタッフとして、五ヶ瀬エンターテインメント株式会社が企画した、とあるアクテビティに参加させてもらいました。

 

それは、「ヤマメのつかみどり&釣り体験」

 

nature

一足先に、現地に到着。

 

そこに広がっていたのは、釣り堀と手作りの生簀(いけす)でした。

 

生きたヤマメを捕獲するため、これから子供たちが奮闘する舞台です。

 

 

そして、今回ヤマメ釣りに使用するのはただの釣り竿ではありません。

 

何を使うかと思っていると、、、

 

bamboo

 

なんと!竹林にもぐっていき、次々と竹を切り始めた西川さん。

 

この竹を今回の釣り竿にするのだそう!まさに、ここでしかできない体験ですね。

 

bamboo-leaf

おや、この手前にある笹の葉はなんでしょうか。

 

気になって、聞いてみました。

 

捕まえたヤマメをこの笹の茎に刺して、調理場まで運ぶというのです。

 

「昔から、子供たちはこんなふうにして運んでいたんだよ」

 

yamame

そう言って、目の前で見せてくださったヤマメの姿は、やや衝撃的で、でもどこかノスタルジーを感じさせるような有様でした。

 

まさに、他では体験できない、ヤマメのつかみ取りがここにありました。

 

命をいただくということ

子供たちがやってきて、いざ、ヤマメのつかみ取り&釣り体験の始まりです!

 

なかなか掴めないヤマメを追いかけて、楽しそうに駆け回る子供たち。

 

 

私は、調理場で、ヤマメのはらわたをとるお手伝いをすることに。

 

料理旅館のお母さんが、包丁を手に、見事なさばきではらわたをとっていきます。

 

それを見て、私は感心すると同時に、衝撃を隠しきれません。

 

「いやあ、いざ目の前にすると、グロいって、、、。」

 

さっきまでピチピチだったヤマメたちを運んできて、今ここで、包丁を入れ、はらわたを取るだなんて、そんなこと、無理無理!!

 

でも私がこのはらわたをとらなければ、子供たちがおいしくいただけない。

 

んんん、やるしかない!!

 

これまで魚をさばいたことさえない21歳大学生、ここにきて人生初の挑戦です。

 

いざやってみると、手が震えるほど緊張。

しかし、その怖ささえも楽しんで、ヤマメのはらわたを取っていきます。

 

5匹目あたりを超えた頃には、ちょっぴり旅館のお母さんたちの仲間入りをしたような気分で楽しんでいました(笑)

 

「やればできるじゃん!私!」

 

この五ヶ瀬の地で、新たにできることが増えた自分を誇らしく思う瞬間でした。

 

yamame-salt-grilled

そして、串に刺したヤマメたちをずらりと並べ、焼いていきます。

 

yamame-sato

子供たちも集まってきて、ここで焼きあがったヤマメを食べることに。

 

「いただきます。」

 

今日は、その言葉の重みが何より感じられます。

 

 

さっきまで元気よく泳いでいたヤマメがこうして私たちの口に入ること。

 

普段お店で並べられている魚を調理して食べるだけでは感じられない、命のありがたみ

 

それがきっと、自分達の手でつかみ取りした子供たちにも伝わったのでしょう。

 

 

「おいしい!」

 

と嬉しそうにほおばる子供たちの中には、魚嫌いの子もいたそうで。

 

子供たちや私が感じた、「やってみると、案外なんでもできる」ということ。

 

それは、紛れもなくここ五ヶ瀬の自然が、ここでの自然体験が教えてくれたことでした。

 

「また、帰ってきます」

子供たちとも、お別れの時。

 

アーバスに乗り込んでいく子供たちを見送ることになりました。

 

 

バスの窓から手をふる子供達の満面の笑み

 

「また、帰ってきます」と伝えてくれる引率の大人の方の言葉。

 

そのどれもが純粋で、心からのものであることが、たった数時間共に過ごした私にも、伝わってきました。

 

 

このヤマメのアクテビティは、五ヶ瀬エンターテインメント株式会社がオリジナルで作り上げたものだそうです。

 

同社代表の西川さんとやまめの里の代表の秋本さんは、五ヶ瀬に来てくれたお客様を楽しませるために努力を惜しまない五ヶ瀬の仕事人たち!

 

彼らの想いが届き、子供たちにとって宝物のような、ひと夏の想い出となったのでしょう。

 

 

今回の舞台となったのは、「やまめの里」

ヤマメの釣り場、料理旅館、さらに民宿が集まるこの場所は、日本最南端のスキー場、五ヶ瀬ハイランドスキー場から車で約20分のところに位置します。

春夏秋冬の景色を楽しみながら、のんびりくつろいだり、四季のアクテビティを楽しんでみてはいかがでしょうか。

五ヶ瀬に来た際には、ぜひ一度、お立ち寄りください!

 

やまめの里

〒882-1201 宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町鞍岡4615

TEL0982-83-2326

https://www.yamame.co.jp/

 

五ヶ瀬エンターテイメント株式会社のHPはこちら↓

entamegokase.com

 

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www.gokase.org