心から「生きてる」と感じる瞬間って、人生でどれだけ経験できるでしょうか。
こんにちは、ヒナです。
三重県出身の、愛知県在住女子大生です。
「村・留学」というプログラムに参加して、今年9月上旬、宮崎県五ヶ瀬町に初めてお邪魔しました。
この8泊9日間でさせてもらったいろいろな経験を通して感じたこと・学んだこと・考えが変わったこと・みんなと共有したいことなどをつらつらと書いていければと思っています。
今回は、五ヶ瀬町にある妙見神社に湧く「妙見神水」に連れて行ってもらったときのことを紹介します。
私はこの日、「生きてる~!」と心から感じました。
妙見さん
「妙見さんに行くよ~、水筒忘れないでね」
スタッフの方にそう言われ、私はほかの村・留学生とともに車に乗り込み、妙見神社へと向かいました。
妙見神社は、五ヶ瀬に住む方たちの間で「妙見さん」と呼ばれ親しまれているそう。
妙見神社へ向かう道中、お米が育つ田んぼを通ります。
ここで育つお米は、妙見神水を引いてきているのだと教えていただきました。
田んぼを眺め、山の中にある妙見さんに到着。
夏の日差しが木々の間からこぼれ、流れる水の音と涼しさが、なんとも言えない落ち着く場所でした!
お参りをしたあと、きらきらと湧き出る妙見神水へと向かいます。
妙見神水は、約4億年前に九州発祥の地として隆起した土地から湧き出ている歴史のある湧水です。
また、栄養がたっぷりなので「授乳の神水」とも呼ばれ、妊婦さんが飲むと良いとされています。
聞くところによると、最初に湧き出たときからなんと一度も途切れたことがないのだとか。
4億年もの間、現在までこんこんと湧き続けている妙見神水…
すごい、すごすぎる。
そのお水で五ヶ瀬の方たちは暮らしているのです。
お水は大切なライフライン。
思わずありがとう、と言いたくなる!
まさに 神の水 です。
底までしっかり見える、透明なお水。
夏の日に最高すぎる、冷たいお水。
長い歴史を持ち、大きなパワーを感じるお水。
妙見神水に手を入れてみて、
このお水はなんか違う!
そう感じました。
なんておいしいの
湧き出る妙見神水を飲んでみることに。
実は私、自然に流れたり湧いているお水を直接飲んだことがなかったんです。
「これ本当に飲んで大丈夫なの…?」
と、湧水を直接飲むことに対し少し気が引けていた私。
いや~お水触るのはいいけど、これ飲んでもしお腹壊して、残りの予定楽しめなかったらいやだなあ
なんて考えてました。
まてまて、みんな普通に飲むじゃん、美味しいって?
そういうことなら、、、
ごくり。
「美味しい!!!」
美味しかったんです!!本当に!感動です。
一口飲んで、その歴史と感動的な味が、私の全身に染みわたっていきました。
ここで、スタッフの方に言われて持って来た水筒の出番です。
水の中に直接空の水筒をつっこみ、妙見神水をたっぷり入れました。
その場でまたごくり。
ああ、私生きてる~~~!!
山、川、海、空、そしてまた山へ
山に湧いた水は川を流れ、海へ出ると蒸発して空へと昇って、雨や雪として降り再び山に帰ってきます。
普段ウォーターサーバーからお水を飲んでいる私にとっては、そのお水がどこから来ているか知らないし、お水は安全に飲めて当たり前。
そういえば小学生の時、地域の浄水場に社会科見学に行きました。
「いつも私たちが使ったり飲んだりするお水は、ここできれいにしているから使えるんだよ」と教えてもらったことを覚えています。
あれ、でも私、そうやって浄水をしなくてもきれいで美味しい、それどころか栄養もたっぷりの妙見神水を飲んだよな~。
…と考えていると、
安全にお水を飲んだり使ったりするために浄水するって、なんだかばかばかしい
そう思ってしまった自分がいました。
本来山の環境が良ければ、人間の手を意図的に加えなくても安全で自然なお水をいただけるのです。
妙見さんに行って、
初めて山に湧くお水を直接飲んで、
そのお水を引く田んぼを見て、
そうやって自然は循環し「生きてる」んだと、そしてその循環する自然とともに暮らすことで人も本当の意味で「生きる」のだと、この日一日を通して気づかされました。
帰りの車の中、妙見神水で満たされた水筒を片手に、私の心も満たされていました。
「生きてる」
自ら循環し「生きてる」自然、その中の妙見神水、それを飲んで「生きてる」と感じた私。
これまでこんなこと感じたことなかったし、まして今現在生きているんだから「『生きてる』と感じるってどういうこと?!」となるかもしれません。
でも行けば、きっと私の言っていることが分かると思います!
妙見さんでの経験を通して、
「生きてる」ってこういうことか~!
と身を持って体験し、心を・人生を満たす方法を知ることが出来た私は、今とっても人生が楽しいです。
妙見さんは、五ヶ瀬でいろいろな場所に連れて行ってもらった中でも私のお気に入りの場所です。
たくさんの気づきをくれた妙見さんのお水、忘れられません。
また飲むには、五ヶ瀬にもう一度行くしかないな~!
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