名古屋から来た女子大学生が五ヶ瀬にプチ移住

はじめまして!名古屋のとある女子大学生です!

私が初めて五ヶ瀬にやってきたのは、今年の3月末。

たった4日間の滞在でも、自然と人のあったかさを身に染みて感じられるこの街に惚れ込んだ私は、

この夏一人で、五ヶ瀬へ帰ってきました。台風とともに、、、(笑)

 

 

 

14時間のバス旅、名古屋から出発!

「五ヶ瀬に台風が近づいている、!?」

一週間ほど前に台風情報を知った私でしたが、五ヶ瀬に来るという決断はぶれませんでした。

台風でも楽しんでやろうという気持ち半分、不安も半分の中、ながいながいバス旅の幕が明けます。

博多駅の画像

博多で乗り換え、念願の五ヶ瀬号に乗車。

「広い窓から緑一色に変わっていく景色、楽しんでね!」

そうある人から聞いていた私は、窓側の席からずっと、外の景色を眺めながら五ヶ瀬号に揺られていました。

五ヶ瀬号バスの景色の画像

その言葉のとおり、建ち並ぶビルがだんだんと山に変わっていきます。

その自然が、私を受け入れてくれているような気がして、故郷に帰っているような感覚に浸っていました。

 

台風とともに、五ヶ瀬に到着

山都町あたりから降り始めた雨は次第に激しくなり、五ヶ瀬町につく頃には滝のような雨となっていました。

まさに、台風とともに上陸です(笑)

 

バスを降りた途端、体中に降りつける激しい雨は、どこか清々しくて、

「もう、傘なんていらない!」

そう思えました。

五ヶ瀬の天気の画像

車から見えた、雲の合間から差し込む光と、台風の予兆を物語る素早い雲の動き。

私の五ヶ瀬旅の始まりを告げてくれたような気がしました

 

台風から守るのは、人間だけじゃない

翌日、台風直撃前日、五ヶ瀬自然学校の杉田さんとともに、ある畑へ向かいました。
向かった先は、綿の畑

麻の農家の写真

台風の風で綿が倒れないよう、ロープで固定する「養生」という作業をするのだそうです。
台風から守るべきは、人間だけじゃないんだなあ
早速、その作業のお手伝いをしよう!
 
そう思った矢先のことでした・・・。
 

緊急事態!車を救出せよ!

車で畑まで向かって走っていたところ、ぬかるんだ畑の土に、車のタイヤがはまってしまったのです。
まさかの事態!!
にも関わらず、都会ではめったに見られない光景に、ワクワクしている自分もいました。

車がぬかるみにはまった画像

エンジンをかけ直したり、周りの土をどけたり...あらゆる手を尽くしますが、なかなか救出できません。
一時間ほど格闘したでしょうか。
結局、牽引ロープで無事救出に成功!!

車をぬかるみから脱出する画像

しっかりと、土に軌跡が刻まれていました・・・(笑)
 

五ヶ瀬の雨は、おいしい

無事に車を救出し終えて、ふと、顔を上げました
すると、ずっと車の救出に必死で気づかなかった景色が、目に飛び込んできました。

山間地域の農業の画像

分厚い雲がかかる中、少し遠くに見える山の影。
その下に点々と広がる古民家。
手前には、強烈な風に煽られながらもたくましく並んでいる綿。
 
そして、それらすべてに恵みを与えているかのような、カーテンのように流れる雨。
すべてが美しく、豊かで、心洗われるような景色でした。

農業の台風の画像

そして何より、雨がおいしいのです!
混じりっ気のないにおい、濡れてもじめじめとしない心地よさ。
 
全てを洗い流してくれるような、全身で吸収したくなるような雨だ、と感じるのでした。
 

台風から一夜明け、自然の脅威に触れる

一夜明け、台風もだいぶ過ぎ去り、晴れ間の見える天気。
三ヶ所という地域で見た、台風の被害はかなりのものでした。

五ヶ瀬の台風の被害の画像

想像以上にひどい被害を目の当たりにし、驚愕しました。
決壊したレールから道に川が流れ込み、まるで道が川のような状態になってしまっていたのです。
 
さらに驚いたのは、その道を通る車が数台いたことです。
その道を通らずして自宅から出られない人、自宅へ帰れない人がいるからだそう。
自然の脅威に触れ、いかにこの被害を防ぐこと、いかにはやく復旧させることが大切か、身に染みて感じました。
 

台風一過、龍が見えたかたわれ時

夕方、五ヶ瀬自然学校のスタッフと、ある場所へと向かいました。

道中、車から見た景色は、今でも思い出すだけでうっとりするような、美しい景色でした。

夕日の絶景の日本の画像

世界を包み込むような陽の光の優しさ。

だいだいに染まった雲のあったかさ。

そのすべてが、よそ者の私を受け入れてくれているような、そんな気がしました。

 

到着したのは、夕日の里!

降りた瞬間、そこから見える一面の景色に吸い込まれるような気持ちになりました。

五ヶ瀬の夕日の里の画像

雲と夕日と山が共存する風景。

一尾の竜が横たわっていたり、雲海のような景色が広がっていたり。

台風一過を物語る、儚く美しいその景色に、心震えました

 

 

きっとこのタイミングでしか見ることのできなかった景色、五感で感じとった感覚すべてを思い返して私はまた、五ヶ瀬町が大好きになりました。

この場所が、また帰りたいと思える、「第二の故郷」になるのでした。

 

 

育てた綿を使ったコットンカフェの情報はこちらから↓

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五ヶ瀬での農業体験はこちらから↓

gokase.org